プラセンタ
プラセンタをサプリメントとして摂取している人は多いと思います。では、美白化粧品としてのプラセンタの美白効果はどうでしょうか?プラセンタの肌への効果について紹介しています。
プラセンタとは
プラセンタとは胎盤のことです。美容成分のプラセンタは哺乳類の胎盤とサメの一部から作られています。胎盤そのものを使用しているのではなく、胎盤の成分をエタノールで抽出します。いわゆるプラセンタエキスです。
プラセンタには多くの成長因子が含まれています。成長因子とは、グロスファクター(細胞増殖因子)といわれ、細胞分裂を活発にして、新陳代謝をアップさせます。
成長因子はおおむね10歳ころまで、自分で作ることができますが、徐々に減少していきます。20歳を超えたころから急激に減少していきます。
プラセンタに含まれる成長因子はいろいろあります。
■繊維芽細胞増殖因子(FGF)
■上皮細胞増殖因子(EGF)
■肝細胞増殖因子(HGF)
■インシュリン様成長因子(IGF)
■神経細胞増殖因子(NGF)
■免疫力を向上させる因子
繊維芽細胞増殖因子はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増やします。
美白化粧品の配合成分「プラセンタ」の美白効果について
美白化粧品にも含まれている成分「プラセンタ」の美白効果はなんといっても、活性酸素を抑制して メラニンの生成を抑えてシミを予防してくれること。
また、繊維芽細胞増殖因子のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の増殖による、深いシワやたるみの改善。肌の透明感を高める効果もあります。
プラセンタはアミノ酸単体で構成されています。アミノ酸は肌の新陳代謝をアップし、アンチエイジング効果、保湿効果があります。なんとなく、肌にうるおいがない、くすんでみえるといったときは体内のアミノ酸が不足しているためです。
食品に含まれるたんぱく質のアミノ酸は非常に吸収率が低く、体にためておくことができません。効率的にアミノ酸を吸収するにはプラセンタが効果的ということです。
プラセンタの種類
プラセンタは胎盤のことなので、動物性が主な成分ですが、植物性プラセンタ、海洋性プラセンタなどもなります。
- 植物性プラセンタ・・・植物には胎盤がないため、胎座から抽出したエキスをプラセンタと呼んでいます。成長因子はありません。プラセンタ配合の化粧品表記に馬由来・豚由来などの表記がなければ、植物性プラセンタを使用しているようです。
- 海洋性プラセンタ・・・マリンプラセンタ、フィッシュプラセンタなどと呼ばれています。魚類にも胎盤がないため、鮭の卵巣が原料となっているようです。こちらも成長因子はありません。美容成分エラスチンが含まれています。