アスタキサンチン
疲労回復や生活習慣病に効果がある美白成分「アスタキサンチン」。美白化粧品に配合されている、この成分の肌への効果や特徴について紹介します。
アスタキサンチンとは
アスタキサンチンは鮭やエビ、カニなどに多く含まれるカロテノイドの一種です。リコピンやβカロテンなどのカロテノイドは抗酸化作用がありますが、アスタキサンチンは群を抜いて強力な抗酸化作用があります。
具体的には、アスタキサンチンにどのような効果があるでしょうか?
■抗酸化作用
■疲労回復効果
■筋肉痛を抑えて運動能力を向上
■自律神経のバランスを整える
■脂質代謝のアップでダイエット効果
■生活習慣病/病気予防
■脳の老化防止
■眼精疲労回復/目の老化防止
アスタキサンチンは体全体に効き目がありそうですね。
美白化粧品の配合成分「アスタキサンチン」に美白効果はあるの?
美白化粧品に含まれている成分「アスタキサンチン」。この成分は、肌にどんな美白効果があるのでしょう?
■シミ予防、美白効果
肌は紫外線を浴びると、大量の活性酸素が発生し、表皮の細胞膜を酸化させ、過酸化脂質に変化させます。表皮細胞の代謝が衰えて、老化し、シミやしわができやすくなります。
アスタキサンチンを肌に塗ると、活性酸素の多くが除去され、メラノサイトの活性化の抑制、メラニン色素の生成が抑制されます。メラニン色素の生成をおさえることにより、色素沈着を阻止してシミ予防になります。研究によるとできてしまったシミにも効果があったそうです。
■シワ・たるみ予防
紫外線は、表皮だけでなく、真皮層にあるコラーゲン線維にダメージを与えます。これにより、肌のハリや弾力がなくなるため、シワやたるみなどができやすくなります。コラーゲンがダメージを受けることで、コラーゲン同士の結びつきも老化し、肌は厚く、硬くなり、深いシワの原因となります。アスタキサンチンの抗酸化作用は、コラーゲンの減少や変化を防ぎ、シワ予防に大きな効果が期待できます。
■保水効果
アスタキサンチンを塗ることで、肌の水分量が上昇します。肌の水分を保ち、皮脂を守って、うるおいのあるみずみずしい肌をキープできます。
■血管を若返らせる効果
アスタキサンチンの抗酸化作用で、活性酸素によって酸化されるLDコレステロールの酸化を防ぎます。血液がさらさらと流れると、肌の血液循環がよくなり、新陳代謝も高められ、ターンオーバーも順調に行われます。
肌に塗っても、体内に取り入れても効果があるアスタキサンチンを効果的に取り入れて、美肌をめざしましょう。